漫画「H2」のように甲子園で幼馴染や中学時代のクラブのチームメイトと対戦する話はよく聞きます。

または、兄弟が同じ高校でチームメイトとして支え合って一緒に甲子園で活躍する姿も稀に見ます。

しかし、双子の兄弟が、同じ県で別々の高校で、たまたま西代表と東代表に別れて甲子園に行く話は初めてかもしれません。

今年2019年の春センバツでは、神奈川代表の横浜高校と桐蔭学園に、まさかの双子の兄弟が別々に甲子園に行くという珍事が発生しました。

すごいのは、互いに名門校で1年生ながら主力として活躍していることです。嫉妬してもしきれない野球一家ですね・・・・・。

その兄弟の名前は「冨田兄弟」で中学生時代から世界制覇を経験する、アマチュア界では名の知れた天才双子です。

冨田進悟(横浜高校)のプロフィール

横浜に進んだ進悟選手は秋から5番に座るなど長打力が期待される選手です。
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新宿リトルシニアに在籍してた頃からホームランを量産するなど、多くの名門校から声が掛かったそうです。[br num="1"][br num="1"]
横浜高校への進学を選んだのも、自分の打撃に相当の自信があったからですね。[br num="1"][br num="1"]
世代 :2002年度生まれ
利き腕: 右投左打
身長: 183cm
体重: 74kg
ポジション:外野手
所属:東京北砂リトル-新宿シニアー横浜高校
出身中学:東京 三田中学校[br num="1"][br num="1"]
身長は双子の兄弟の健悟選手よりも大きく、見るからにスラッガータイプの選手です。[br num="1"][br num="1"]
この兄弟、4万人以上の大観衆を前にプレーしたり、記者会見場でメディアからの質問に答えることはすでに経験している。東京北砂リトルリーグ時代の2014年と15年、2年連続で米国のワールドシリーズに出場。中1で出場した15年は進悟が5試合で4本塁打、健悟が3本塁打を放ち世界一に貢献した。[br num="1"][br num="1"]
その後、2人は新宿シニアで一緒にプレー。そして、別々の高校を選択することになるのだが「たまに家に帰ってきて、一緒にソファに座ってテレビを見たり、ゲームをしたりしていますけど、初めてチームが分かれて、何か芽生えてきたものがあると思うんですよね。同じ神奈川のライバル校ですし」と俊幸さんは話す。引用:ヤフーニュース[br num="1"][br num="1"]
秋の神奈川の大会では進悟選手の在籍する横浜が桐蔭学園を圧倒した形でしたが、進悟選手本人は大活躍したとはいえない内容でした。[br num="1"][br num="1"]

冨田健悟(桐蔭学園)のプロフィール

世代 :2002年度生まれ
利き腕 :右投右打
身長 :172cm
体重 :65kg
ポジション: 外野手
所属 :東京北砂リトル-新宿シニアー桐蔭学園
出身中学:東京 立教新座中[br num="1"][br num="1"]
桐蔭学園に進学した健悟選手は、1年の秋から桐蔭学園の1番バッターに抜擢されてます。[br num="1"][br num="1"]
身長は低いものの50メートル5秒9の俊足が持ち味です。長打力は双子に負けますが、足を使ったプレーは健悟選手の方が得意です。[br num="1"][br num="1"]
日高淳二監督(43)は「物おじせず大舞台でこそノッてくる選手」と評する。主将で4番という重責をものともせず、決勝では期待通りの活躍を見せた。だが、大会直前まで打撃の調子が上がらず、スタメンから外れたこともあった。[br num="1"][br num="1"]
「とにかく悔しくて」素振りや父、俊幸さん(51)と自宅でティーバッティングを繰り返し、4番の座を取り戻した。[br num="1"][br num="1"]
双子の弟、進悟さん(13)もこの日、1番打者としてチームを牽引(けんいん)。「家ではほとんど野球の話はしない」が、心の奥には「負けたくない」という思いもある。引用元:サンケイ[br num="1"][br num="1"]
中学生の頃から双子の兄弟に負けたくないという対抗心で頑張ってきたみたいです。[br num="1"][br num="1"]
また、兄貴と違って真面目な性格ということで、リアルで上杉達也と和也の兄弟にそっくりです。

冨田兄弟の子供時代の偉業

冨田兄弟は互いに中学生の頃からスター選手でした。[br num="1"][br num="1"]
東京北砂リトル-新宿シニアとチームは一緒でしたが、出身小学校と中学は異なります。[br num="1"][br num="1"]
二人の在籍していた北砂リトルは早実で活躍した清宮選手がいたところ。[br num="1"][br num="1"]

冨田兄弟は東京北砂リトルリーグ時代の2014年と2015年に世界大会に出場し、兄弟で大活躍しました。[br num="1"][br num="1"]

中1で出場した2015年は進悟選手が5試合で4本塁打、健悟選手が3本塁打と兄弟で7本のホームランを量産し、結果的に世界一に輝いたのです。[br num="1"][br num="1"]

この兄弟で世界一になったことはスポーツ系の報道でも大きく取り上げられました。[br num="1"][br num="1"]

今ではアベレージ系の健悟選手も、子供の頃は兄貴と同じスラッガーだったんですね![br num="1"]

高校1年では神奈川秋季大会決勝で対戦

双子の弟の健悟選手が在籍する桐蔭学園と、兄の進悟が在籍する横浜高校は、2018年の神奈川秋季大会の決勝で激突してます。[br num="1"][br num="1"]
結果的には横浜が大勝を納めましたが、双子揃って活躍したという内容ではありませんでした。[br num="1"][br num="1"]
仮に春の選抜で互いが戦うときは、二人が活躍したゲームになると良いですね![br num="1"][br num="1"]
これから2年、3年と同じ大会で対戦する機会は何回かあると思いますが、共にプロ注目選手と言われるまで成長してくれたら面白そうですね![br num="1"][br num="1"]

冨田兄弟の両親(父・母)

冨田兄弟の経歴を見て誰もが疑問に思うことがあります。[br num="1"][br num="1"]
それは双子の兄弟なのに小学校と中学校が別々ということです。[br num="1"][br num="1"]
もしかして離婚とかしてて複雑な家庭なの?と思いますが、実際は違うみたいです。[br num="1"][br num="1"]
互いに寮生活でなかなか実家に帰れないのですが、帰ったときには一緒にソファーでゲームなどをして遊んでるそうです。一緒に住んでるってことは、家庭が複雑な理由で学校が別れたわけではなさそうです。[br num="1"][br num="1"]
親は秋の神奈川の決勝で互いの高校が対戦になったときに、1塁側のスタンドにも、3塁側のスタンドにもいかず、PTAの許可をとってバックネット裏から観戦したそうです。[br num="1"][br num="1"]
2人とも平等に応援してる親の姿があるということは、決してる複雑な家庭ではないといえます。[br num="1"][br num="1"]
双子で学校に行くのが恥ずかしいとかの理由で、あえて別の学校に進学させることがあるので、もしかしたら冨田兄弟もそのような理由かもしれません。[br num="1"][br num="1"]
真面目な弟の健悟選手が偏差値の高い進学校の桐蔭学園、元気な兄貴の進悟選手が体育会系男子校の横浜高校と考えるのが自然で、きっと小学生の頃から個性を見極めて伸ばす部分などを分けていたのかな?と思います。(個人的な憶測です)[br num="1"][br num="1"]

冨田兄弟のお父さんは、冨田俊幸さんで年齢は55歳。

冨田兄弟のお母さんは、冨田雅子さんで年齢は51歳。

お父さんは、

「夢だった舞台に、子供たちがこんなに早くたどり着けるなんて、ホントに夢のようです。もうこれ以上のことは望めません」

と子供たちが甲子園の夢を掴んだことを喜んでいます。

兄弟の関係もかっこいいですが、ハートフルな家庭も素敵で憧れますね!

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