酒鬼薔薇聖斗といえば、1997年に「神戸連続児童殺傷事件」の容疑者が、当時に使っていたペンネームです。

手書きの手紙を犯行現場に置き、”酒鬼薔薇聖斗”と名乗り、その名前のインパクトは日本国民に覚えられました。

今日は、未成年で凶悪事件を起こした酒鬼薔薇聖斗の社会復帰後からの噂について書いてみたいと思います。

社会復帰した後は、全国各地に「〜に住んでる」「〜で働いてる」と噂が出たり、週刊誌に現在の姿や生活が報道されるなどしていました。

酒鬼薔薇聖斗さんに纏わる各報道や噂などを整理してみたいと思います。

酒鬼薔薇聖斗とは神戸連続児童殺傷事件の犯人。本名と顔写真の報道と仕事と移住場所の噂

14歳(中学3年)の頃に、神戸連続児童殺傷事件を起こし、”少年A”と報道され、世間からは当時の置き手紙に使用していた”酒鬼薔薇聖斗”の名で呼ばれる男性

1997年2月から5月にかけて兵庫県神戸市須磨区で小学生5人を連続して殺傷し2人が死亡した連続殺傷事件の犯人です。

6月28日に殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕され、神戸家庭裁判所へ送致後に、関東医療少年院へ長期収容されました。

逮捕から約6年9か月後の2004年3月10日に仮退院を認められ、社会復帰を果たしました。

2004年に社会復帰を果たした少年Aですが、全国各地で「〜にいるという噂が出ており、世間からの注目は続いていました。

元少年Aの家族の事件後。両親は離婚し弟は高校を中退

少年Aの歪んだ人格形成は、両親の育て方や環境が影響しているのではないか?と言われています。

父親は仕事が忙しく、たまにの休日はゴルフに出掛け、家族で過ごすことはなかったようです。

子育てにも関心を持っていなかったようで、家から猫の死骸が見つけ、動物虐待や解剖も行っていても何も注意することはなかったそう。

こ神戸家裁の判決文の全文が公開された際には、「母への愛憎」の可能性を犯罪心理として指摘されました。

《母は生後10か月で離乳を強行した。(中略)1才までの母子一体の関係の時期が少年に最低限の満足を与えていなかった疑いがある》(判決文より)

精神医学用語でいう「愛着障害」の可能性に触れ、さらに母は排尿、排便、食事、着替え、玩具の片付けに至るまで、躾には極めて厳しく、スパルタ教育を施していたことが、後にAの心を歪ませた疑いがあるとしていた。

すぐに母乳を辞め、幼いながらも自立させようとスパルタな教育をするなど愛情を与えず、少年は自分への躾を虐待と捉え、それらが自己肯定感を欠落させる原因になったとされています。

母親が鑑別所で面会に訪れた際に「帰れ豚野郎!」怒鳴り散らし睨みつけたそうです。

元少年Aの父親は事件後に30年以上勤務した職場を退職しました。

また、父と母は元少年Aの2人の弟の通学問題や進学のことを考えて、協議離婚。

事件の判決では、両親には1億4000万円の損害賠償を命じる判決が下されています。

弟である次男は、初め学者を目指して大学の工学部の進学を目指しましたが、その後はアニメの学校に通ったそうです。

三男は高校に進学するも、その後に中退して働いているそうです。

社会復帰後の元少年Aの仕事と住所。全国に都市伝説があった

元少年Aは少年院を出所し社会復帰した後は家族と一緒に暮らさず、仕事をしながら1人暮らしをしていました。

就いた仕事は辞めず、しっかりと働き自立した生活を送っていました。

この少年Aが社会復帰後に暮らしていた場所に関しては、全国に噂がありました。

噂のあった時期 場所 理由
2000年代 神奈川県平塚市 証拠なし
2011年頃 静岡県浜松市 本人の書籍「絶歌」
2015年頃 東京都足立区 週刊誌に撮影された背景

2000年代に、神奈川県平塚市の山下団地で仕事は車大手の日◯の工場勤務だったと噂されていました。

2010年代の静岡県浜松市に関しては本人が2015年に出版した本の中で書いているので、これは事実です。

そして、本を出して公人になった後の2015年に週刊誌に撮られ、その写真から当時(2015年)は東京都の足立区で暮らしていると特定されています。

上記以外にも神奈川県の川崎、小田原や、千葉県の柏、竜ヶ崎、または四国の松山、高島平などでも噂はありました。

酒鬼薔薇聖斗の基本的な経歴。個性的な世界観とストイックなボディメイク

元少年Aの現在に関して、かつては様々な噂がありました。

未成年が起こしたの事件としては、あまりにも大きい事件だった為、何度もメディアやネット上で蒸し返され、その度に「美容整形してる」「何度も改名してる」など、まるで映画のような都市伝説が出ていました。

信憑性のある生の情報はほとんどありませんでしたが、2015年6月10日に32歳となった際、手記『絶歌 神戸連続児童殺傷事件』を太田出版から刊行し、少年Aの現状が正式に世間に知られました。

酒鬼薔薇聖斗は社会復帰後にホームページを立ち上げ本も出版

2015年6月に手記『絶歌 神戸連続児童殺傷事件』が太田出版から刊行されると、同年中に「元少年A 公式ホームページ」が立ち上げられ、再び注目が集まりました。

少年犯罪を犯したほとんどの方は、少年法に守られ名前と顔は伏せられ、本人も隠れて生活をするのが普通なので、かなり意外性のある行動だったといえます。

ホームページに書かれていた情報と、それまでに分かっていた情報をまとめると以下のようなプロフィールになります↓

呼び名 少年A。元少年A。酒鬼薔薇聖斗。
本名 東慎一郎
改名後 西岡真?。木村?
出身中学 神戸市立友が丘中学校
身長 165.6cm
体重 54.3kg
視力 右0.03 左0.05
血液型 A型
性格 性格類型 INFJ型。
その他 大動脈心臓部に雑音あり。誇大妄想癖あり。

ホームページのプロフィールの性格の欄にあった「INFJ型」 とは、キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズが開発した16性格タイプ の1つです。

内向型 (Introverted)直観型 (Intuitive)感情型 (Feeling)判断型 (Judging)の頭文字を取って「INFJ型」と名付けられました。

常識的な考え方や概念よりも、客観的な事実や詳細を優先し、感情と価値観に基づいて決断する傾向があると言われています。

元少年A(酒鬼薔薇聖斗)のホームページには鍛え抜かれた肉体も

作られた当時のホームページには、元少年Aの鍛え抜かれた肉体が載せられていました。

また、自身のものとみられる半裸で下半身が下半身がサソリになっている画像や、全裸でなめくじのようなものにまたがる画像もありました。

あまりにも濃い世界観に、ネット上では「怖い」との声が多く上がっていました。

また、当時のことを番組で扱った爆笑問題の太田光さんは、

「自分が特別だと思っているんだろ。この表現がいかに平凡かってことにわかってないんだよね」

「センスがあると思っちゃっている。ダサダサじゃない、こんなの」

と酷評し、世間からも「これは完全に同意」など同調する意見が多く出ていました。

この2015年に手記の出版とホームページの設立をしたことで公人扱いとになり、その後に元少年Aに対して大胆は報道が続きました。

週刊誌が元少年Aの顔写真を公開。仕事に向かう姿なども撮られる

2015年に自身の書籍の発売。

そしてその書籍の宣伝目的も兼ねてか、ホームページ「存在の耐えられない透明さ」を作成したことで”公人”として扱われるようになり、報道も大胆になりました。

事件後に「FOCUS(フォーカス)」や「週刊新潮」が彼の本名や顔写真を掲載して賛否両論の騒ぎとなりましたが、公人と扱われた後に再び週刊誌に顔写真などが載せられました。

 顔写真を公開した週刊誌の記事では、

「もはや彼は『過去の人物』ではない。現在起こっている重大な社会的関心事の当事者である」

と、少年Aの顔写真を掲載した意義を説明していました。

また、2015年に元少年Aが手記の出版やサイトを立ち上げたことも批判しています。

「忘れてはならないのは、今年になって行われた彼の一連の行動によって、事件の被害者遺族の精神をかき乱し、大きく傷つけているということだ」

「現在のAは33歳。少年法によって守られる必要があった18年前とは違う。彼の氏名を含めたあらゆる言動は公衆の正当な関心の対象であり、現在進行形の事件の論評材料となる」

「匿名のままではAが発信する情報に正確性や透明性は担保されず、国民は検証も論評もできない。それはおかしな話です。今回のケースは少年法61条の想定外であり、保護対象に入らないと考えます」

傷の癒えない被害者遺族たちの心を再びかき乱したということで、以前とは違った別件の罪だとして、少年法で守られていた昔と今では違うとのことです。

週刊誌の取材時(2015年)に東京都足立区在住が特定される

2015年に現在の生活について報道された元少年Aですが、自宅近所を歩いてる姿も載せられていました。

ネットでは、週刊誌に載った写真の背景から、東京都足立区に住んでいるのではないか?と特定されていました。

また、現在の写真についてもネット上で検証画像が出るなどしました。

ネットに出ている画像が本当だとすると、整形の噂は嘘のようですね。

しかし、週刊誌が現在の元少年Aをイニシャル「K.M」として報道したことで、改名していることは事実だとわかっています。

ネット上では「木村ではないか?」などと囁かれています。

2016年には週刊文春が現在の少年Aが電車内に座っている写真などを掲載。

記者とのやり取りでは最初は別人であると否定。

記者がしつこくすると、

「顔を覚えたぞ」

などの脅しとも思えるような言動をしていたそうです。

現在の酒鬼薔薇聖斗には嫁と子供がいて離婚?配信者・野田草履が突撃

元少年Aには、現在結婚しているのではないか?と言う説があります。

噂が出た理由は2015年に出版した手記『絶歌 神戸連続児童殺傷事件』の中に、”子供を自ら持つことにより過去の犯した過ちの重さ”について語っていたからだとか。

しかし、実は手記にこのような内容はなく、ただのガセネタでありました。

ただ、その後にネット配信者の野草さんが、元少年Aと思われる人物に突撃したことで、妻子がいる噂が再び”怪しい”と言われ始めたのです。

野草が酒鬼薔薇聖斗の自宅に突撃した?女性の声から結婚の噂も

現在までに”認知してる子供がいる””子持ち女性と結婚か事実婚をした””ファンと結婚した”という噂がありますが、基本的に証拠はありません。

手記に子供がいるような文面があると言われていましたが、それもガセネタでした。

しかし、配信者として人気の「野田草履」さんが、少年Aだと思われる人物に突撃取材をしたことで、再び怪しいと言われ始めました。

野草さんは少年Aがが住んでると噂されるマンションの下で待ち伏せし、少年Aだと思われる人物とやり取りをするのですが、その際に女性の声が聞こえ、妻なのでは?と憶測されたのです。

突撃した人物が本当に元少年Aだったかは定かではありませんが、関西弁だったこと(本人は神戸出身)、直近の元少年Aの報道内容を知っていたことから、本人である可能性は十分にあります。

ちなみに、結婚して子供が産まれるも、その後に離婚したとの噂もありますが、それが野草さんが突撃した前後なのかはわかっていません。

元少年A(酒鬼薔薇聖斗)の現在のまとめ

・社会復帰を果たした後は全国に在住の噂があったがほとんどが嘘であった

・2015年に手記で10年代に静岡県浜松にいたことが明らかになった

・手記発売後に公人となり、週刊誌から改名などの事実が報じられた。

・週刊誌に現在の姿が撮影され、ネット民からは東京都足立区にいると特定された(2015年時点)。

・”妻子がいる””離婚した”などの噂があるも証拠なし。配信者が突撃した際には家から女性の声がした。(ただし突撃した人物が本人かは不明)

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