イモムシゆうたとは?TV特集された非行少年・安井雄太。現在は死亡説も

ネット上で度々話題となる過去のドキュメンタリー番組があります。

それは2003年6月1日に放送された「両手足を失って〜雄太19歳〜」です。

この番組で紹介された少年は、大火傷を負った影響で、手足を失ったという衝撃の過去を持った子でした。

少年は、元々は非行少年だったということもあり、ネット上ではあることない事を書かれ、現在までに賛否両論言われ続けています。

今日は、2003年にテレビで紹介された元非行少年・安井雄太さんについて書いてみたいと思います。

通称”イモムシゆうた”?。TVで特集された元不良”安井雄太”

ネット上で”イモムシユウタ”などと呼ばれている、2003年6月にテレビで特集された両手足を失った安井雄太さん

安井雄太さんは東京都江東区出身で、両親は父親は借金が原因で雄太さんが小学生になる前に離婚しています。

安井雄太さんは3人兄弟の末っ子でした。

雄太さんは三男ですが、離婚後は父が2人の兄の内1人を引き取りました。(父が引き取ったのが長男か次男かは不明です)

離婚後は3人兄弟の内1人を引き取る
母・弓子 離婚後は雄太と兄・和也を育てる
長男? どちらかを父が引き取る
次男? どちらかを父が引き取る
三男・雄太 母が引き取る

そして、母・弓子さんが雄太さんと兄・和也さんの2人を引き取りました

家には経済的な余裕はなく、母・弓子さんが母子家庭として家事とパートを両立させて奮闘していました。

雄太さんの3人家族は江東区の市営団地で暮らしていました。

安井雄太さんは中学生の頃からグレ始め、少年期を不良として過ごしました。

高校は地元の工業高校に進学するも自主退学しています。

名前 安井雄太
年齢・生年月日 1984年(2023年時点で39歳)
出身地 東京都江東区
出身中学 東京都江東区立大島中学校
出身高校 都立墨田工業高校(自主退学)→都立東高校定時制(19歳で再入学)
家族 母親。3人兄弟の末っ子

高校退学後は現場仕事をしていましたが長く続かず、少年院に行っては再び悪いことを繰り返すという毎日でした。

両手足を無くす事故を起こした時期も現役の非行少年でした。

車の中でシンナーを吸おうとしてガス爆発

不良少年であった安井雄太さんですが、やりたい放題の毎日が終わったのは意外なきっかけでした。

それは、ある日、いつものように車の中でシンナーを吸おうとしていた時のことです。

安井雄太さんはシンナー吸引に使用していたライター用のガスを、袋に溜めて吸っていました。

車の中にはガスが溜まっている状況ですが、安井さんは構わずタバコを吸おうと、ガスが充満した車内でライターで火を付けてしまったのです。

その瞬間、車内で大きなガス爆発が起こり、雄太さんの全身は炎に包まれ、激痛と痺れが走り、そのまま車の外で倒れ、救急車で運ばれたのです。

病院に運ばれた安井雄太さんは全、身に70パーセント以上の重い火傷を負い意識不明の状態でしたが、1ヶ月の昏睡状態が続いた後に奇跡的に回復。

回復はしたものの手足は重い火傷を負って広い範囲で組織が死んでおり、感染症を防ぐために手足を切断せざるを得ない状況。

そして、安井雄太さんは、四肢切断(手足のない状態)を選んだのです。

母・弓子と兄・和也が雄太を介護。ネット上では態度の悪さを非難sれる

車内でのガス爆発で両手足を失ってしまった安井雄太さん。

手足を失ってからは、主に母の弓子さんが雄太さんの世話をしていました。

料理、洗濯、掃除と普通の主婦の仕事に加えて、母は雄太さんの着替えや排泄などの世話もしていました。

兄の和也さんは雄太さんの入浴など力仕事を中心に担っていました。

また、レンタルショップで雄太さんの借りたいディスクを取ってきてあげるなど、遊びの面でも雄太さんを支えました。

兄は、元々は雄太さんと性格が似てるらしく、雄太さんが何をして欲しいのか分かるとのことで、外出した際には、雄太さんのやりたいことを率先して提案してあげていました。

一度はバラバラになっていた家族ですが、雄太さんの事故をきっかけに皆で力を合わせて1つになれたのは良いことだと仰っていました。

雄太の母親への態度が悪い?ネット上で「母に迷惑かけるな」と誹謗中傷

事故後、母親に介護されていた雄太さんですが、その光景を見ていた一部の視聴者からは「母親への態度が悪い」など揶揄されていました。

確かにドキュメントの最初の方は、夜中に背中が痒くて掻いて欲しいと母が雄太さんの部屋に向かう光景からスタートしています。

その時に「もっとパンツあげて」など、母親にお願いをする雄太さんの姿がありました。

他には車椅子からベッドに移動したい一幕で、力のない母親が雄太さんを持ち上げようとすると「いいよ!」「待つから!(兄・和也の帰り)」と強く言うシーンがありました。

このシーンでの雄太さんの強い言い方が「反抗的だ!」と、一部視聴者がネット上で非難したのです。

しかし、この後に母親が雄太さんをベットに移すのをトライしてみると、見事に成功。

2人で「おー!」と感激して微笑みあっていました。

至って普通の親子のやり取りでしたが、雄太さんの過去の非行などの先入観から粗を探して悪印象を共感したいユーザーが多くおり、「あの態度はなんなんだ!」と揶揄されたのです。

安井雄太の不良時代の悪事。万引き・窃盗・恐喝で少年院

中学時代から非行に走っていたという安井雄太さん。

では、具体的にはどのような悪行を行なっていたのでしょうか?

ドキュメンタリーの中で紹介されていた犯罪行為として、

万引き、恐喝、窃盗、無免許運転です。

無免許運転は盗んだバイクをそのまま走らせてのことだそうです。

また、中学生の頃の写真では未成年でありながらもタバコをくわえており、事故の原因はシンナーの吸引と、悪事の限りを尽くしていたようです。

その後のネットの書き込みでは、学生時代は同級生をいじめていたり、カツアゲも行なっていたと書かれていましたが、この点は公式な情報ではないのです。

一度、少年院に入っていますが、退院した後も悪行は止まず、その矢先でのシンナー事故ということで、安井雄太さんに同情する人が少ないのです。

本人も「自分のやっていたことが返ってきただけ」と認めています。

仕事先は2度もチャンスくれる。盗んだバイクは働いて弁償

中学生の頃から非行行為に走っていた安井雄太さん。

高校を中退した後は、現場仕事に就きますが、すぐに辞めてしまっています。

安井雄太さんの仕事先はとても優しい場所で、彼が少年院に入って出た後も、再び雇用すると言ってくれたそうです。

雄太さんも、盗んだバイクを働いたお金で弁償したとのことで、実は性格の根っこは更生されていたのでは?とも言われています。

ドキュメント放送後に、ネットでの安井雄太さんへの強烈な誹謗中傷に対して、安井雄太さんの良い面を書いてフォローをする人もおり、根っからの悪人ではないようです。

職場が再び雇用してくれたのも、雄太さんの良い面を知っていてのことでは?と思われます。

安井雄太の現在に死亡説。生存していればネット関係の仕事をしてる可能性も・・

2003年のドキュメント放送から20年以上の月日が流れました。

その後に続編は登場しておらず、安井雄太さんの現在の情報について分かるソースもありません。

放送の終盤では19歳にして定時制高校に入学し、人生を再スタートしようとするシーンで終了していました。

勉強してるシーンでは、手にベルトでペンを巻き付けて、一生懸命に取り組んでいました

順調に通っていれば、すでに卒業して就職してる可能性が高いです。

安井雄太の現在はパソコン関係の仕事?器用にキーボーとを打ち込む姿

安井雄太さんは事故後に、母親が本人の気分転換になればと、パソコンを買い与えられていました。

雄太さんは器用にキーボートを打ち、ネットでコミニュケーションを取っていました。

仮に龍太さんが仕事をしているのであれば、手足がないので肉体労働は不可能なので、IT系の仕事をしてる可能性が高いですね!

もし、仕事をしていないのであれば、自宅に引き篭もって趣味のパソコンを楽しんでいることでしょう。(障害年金や生活保護などで最低限の生活は保証されます。)

自宅近くの川に飛び込んで自殺した?友人が掲示板に書き込み

安井雄太さんの現在は、亡くなっているのでは?との説が強いです。

死亡説は。2008年1月頃に匿名掲示板2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)に書かれた友人の書き込みが発端です。

2ちゃんに中学時代からの友人と名乗る人物が投稿し、雄太さんはすでに自殺をして亡くなっていると書き込んだのです。

時期は2004年11月上旬で、21歳の時に自殺したとのことでした。

雄太さんの墓がある寺の名前まで提示し(※東京都江戸川区東小松川の”永福寺”「その後”宝賓院”」)、お別れ会をしたセレモニー会場の名称を書き、電話で事実確認してほしいと自信満々に書き込んでいました。(※東京都江東区北砂の「カルチャーパビリオン・平安・北砂館」)

疑う方がほとんどでしたが、書き込みを見た何人かが言われた寺に訪問すると安井雄太’さんの名前があったとのことで、死亡説は真実味が増しました。

ちなみに自殺方法は、自宅の近くを流れている川に飛び込んだとのことです。

ドキュメントでは、自分が5体満足だった頃に、友人らと頻繁に遊んだ近所の荒川に訪れ、懐かしむ一幕があったので、飛び込んだ川は荒川の可能性が高いですね!

その他にも、「舌を噛んで自殺した」「お風呂で溺れた」「後遺症が悪化して亡くなった」など様々な死亡説がありますが、基本的には友人だった方が書き込んだ内容が一番信憑性が高そうです。

まとめ

”いもむしゆうた”とは、2003年6月にドキュメントで放送された、手足を失った安井雄太さんのこと。

雄太さんが手足を失った理由は、車の中でシンナー遊びをしている最中、使用していたガスが車に充満しており、タバコを吸うとライターで火をつけガス爆発をしたためである。

雄太さんは手足を失う前は、恐喝、万引き、窃盗、無免許運転などの犯罪行為を行なっており少年院にも入っていた。

ドキュメントが放送された後、ネット上では過去の犯罪行為に怒りを覚えたユーザーから容赦のない誹謗中傷が書かれていた。

現在の消息は不明だが、2006年頃に21歳の若さで亡くなったとの書き込みがあり、その説がもっとも信用されている。

死因に関しては後遺症の悪化や自殺など様々な説があるが、基本的には自殺だと信じられている。

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