大家族スペシャルの中でも特殊な存在感を発揮しているのが、2010年に放送された「坪井家」です。
父の濃いキャラと、一生懸命な子供たちの姿が評判でした。
今日は、大家族・坪井家について書いてみたいと思います。
坪井家とは?男3女9の大家族!両親と子供たちの名前一覧
坪井家は2010年に放送された当時茨城県猿島町(現・坂東市)に住んでいた大家族です。
3男9女の子供たちの14人家族です。
母親・静子さんと父・龍典さんは再婚です。
長男の典之さんと長女の亜夕子(あやこ)さんは、母・静子さんの前の旦那との連れ子となり、その他の子供達は、母親・静子さんと父・龍典さんの子供です。
父 | 龍典 | 55歳 | 鳶職。再婚 |
母 | 静子 | 48歳 | ヘビースモーカー。再婚 |
長女 | 亜夕子 | 28歳 | ※連れ子。バイト代で家系を支える。 |
長男 | 典之 | 23歳 | ※連れ子。しっかり者で妹たちの面倒見が良い。 |
次男 | 典太 | 21歳 | |
次女 | 桃子 | 19歳 | 怒られることが多いがしっかり者。学校ではクラス委員。 |
三女 | さくら | 18歳 | 可愛いとの評判 |
四女 | 静流 | 17歳 | 不明 |
五女 | 未来 | 15歳 | 不明 |
六女 | 華梨子 | 14歳 | 不明 |
三男 | 龍太 | 11歳 | 不明 |
七女 | 七海 | 10歳 | 不明 |
八女 | 千春 | 9歳 | 不明 |
九女 | 美波 | 生きていれば6歳(享年1歳) | 2005年に事故死 |
坪井家の父と母は現在離婚。子供に子作りを止められる
坪井家は高視聴率をマークしていましたが、高視聴率の理由は父・龍典さんと母・静子さんの”濃すぎるキャラクター”です。
父の龍典は借金だらけで、家ではお酒ばかり飲み、長男である典之さん(連れ子)は高校への進学を拒否するなど、視聴者を驚愕させました。。
「親孝行と言う高校に行け」と龍典さんの家業である鳶職人を無理矢理に継がさせたのです。
また、鳶職に弟子入りした長男・典之さんの給料は日当500円とやりたい放題でした。
母・静子さんは小さい子が多くいるにも関わらず部屋の中でタバコを吸うヘビースモーカー。
長女の亜夕子さんが牛丼屋やガソリンスタンドのアルバイトで稼いだお金を巻き上げ、長女は自分の買いたい物が全く買えない状況でした。
長女・亜夕子さんが家を出て自立したいと発言すると、母・静子さんは激怒し、亜夕子さんに向かって理不尽なことを叫び暴力を振るって阻止しました。
長女・亜夕子が親に避妊具をプレゼントする名シーン
坪井家の名シーンといえば、子作りばかりする両親に呆れていた長女・亜夕子さんが避妊具をプレゼントしたシーンです。
大家族視聴者の多くは「なぜ避妊しないの?」と疑問に思うことが多いと思いますが、その気持ちを代弁するファインプレーでした。
ちなみに長女の亜夕子さんは母・静子さんの連れ子なので、長女にとって父・龍典さんは義父です。
義父に避妊具を渡す長女の気持ちを察すると、何とも複雑な気持ちになります。
両親は避妊具をプレゼントされた後も子作りに励み、子供たちの前で「めでたく10人目が誕生してました!」と発表していました。
長女筆頭に子供達から「めでたくないよ」「やだって言ったじゃん」とブーイングが飛んでいました。
父・龍典と母・静子は離婚。原因は借金と酒癖の悪さ
子供達に対して理不尽にやりたい放題だった坪井家の両親ですが、現在は離婚してるそうです。
2010年以降に放送がないのも、両親が既に離婚してるの原因だと言われています。
最後に放送された2010年の回では、母の静子さんが「もう離婚したい」と弱音を吐いていました。
父・龍典さんと母・静子さんが離婚した原因については、父の酒癖の悪さと借金だと言われています。
龍典さんは弟の借金の保証人になるも、弟が蒸発し多額の借金を肩代わりしていたのです。
当時、月収40万円では家計は回らず、生活費や教育費を犠牲にしながら、父はお酒に浸る生活をしていたのです。
その後に、父が詐欺まがいのトラブルを起こしていたとの噂が出ていましたが、この部分に関しては真相不明です。
坪井家の九女・美波は1歳で亡くなる。原因は溺死
現在でも大家族の中でも異質な存在感を誇る坪井家ですが、その理由には”亡くなった子供がいる”というインパクトがあるからです。
その亡くなった子供とは、2005年10月に生まれた九女・美波ちゃんです。
2010年の放送時には女は八女までしか出演しておらず、九女の存在自体知らない人が多く、後から知って驚いたビックリした視聴者が多くいました。
美波ちゃんは2011年の1歳の頃に、お風呂で溺死したのです。
九女の美波は母とお昼寝中に一人でお風呂に向かって転落?
当時1歳だった美波ちゃんが亡くなった状況について、様々な都市伝説が存在します。
亡くなった状況の説明では、美波ちゃんが母親と昼寝をしていた際、一人で先に目を覚まし、1人で風呂場に行き、誤って浴槽に落ちてしまったとのことです。
この背景については「一歳の子が一人で入れる浴槽ってある?」など疑問の声があります。
ネット上では、美波ちゃんの世話を子供たちに任せてる中で、子供達が美波ちゃんのお風呂の管理が上手くできず、誤って事故が起きたのが本当では?というような推測があるのです。
長男・典之は自分の会社に亡くなった九女・美波の名前
当時の放送で、義父に高校の進学を阻止され、鳶職の道に進んだ姿が放送された長男・典之さん。
中卒のまま父親のもとで7年勤めることになりますが、その後に本人の努力で会社を設立しています。
2001年3月 | 坂東市立猿島中学校卒業 |
2001年4月 | 坪井工業入社 |
2008年4月 | 坪井工業退社 |
2008年5月 | 美波工業創業 |
2019年6月 | 株式会社美波設立 |
典之さんは2008年に「美波工業」という外壁工事店を立ち上げ、2019年に法人化し「株式会社美波」になりました。
会社名の「株式会社美波」は2005年に1歳で亡くなった九女・美波さんの名前です。
典之さんは美波さんを供養したい一心から、決して美波ちゃんを忘れないとのことで、会社名に九女の名前を入れたのです。
ちなみに次男の典太さんも、長男の独立を支えるなど、共に努力したそうです。
自分の境遇に負けじと、道を切り拓いた長男を讃える声が多く、今後も美波ちゃんの都市伝説に付随して尊敬され続けることでしょう。