藤田明宏監督とえば、岐阜城北(2006年)と岐阜商(2009年)を甲子園ベスト4に導いた名将です。

現在は朝日大にて監督をしていましたが、最近の”ある事件”をきっかけに辞任されることになりました。

その事件とは、若者数人がホームレスに向かって石を投げ、そのホームレスが亡くなってしまったという事件です。

世間に衝撃を与えた残酷な事件でしたが、何とのその事件の加害者が朝日大野球部に所属する部員だったのです!

まさか、大学で野球をやるほどの人間が、無抵抗な人間に向かって石を投げるなんて・・・。

まずは、そのホームレス殺害事件の詳細から。

朝日大野球部部員による”ホームレス殺害事件”とは?

簡単に言えば、岐阜県某所の橋の下で生活してたホームレスの男女が、ある日ついに走って逃走するが、若者たちが男性の方を蹴るなどし、男性が亡くなってしまったということ。

男女は以前から若者に橋の上から石を投げられると警察に相談していたそうです。

逮捕された少年は5人だったそうですが、その内の4人が朝日大の野球部部員でした。(2人は元部員で既に退部してますが朝日大には在学してるそうです)

大学でガチに野球している若者が投げる石・・・痛いで済まされるダメージではありません。

しかも逃げ回ってる81歳の老人を追いかけて暴行を加えるなんて、まともに教養のある人間がすることではないですね。

岐阜市の河渡(ごうど)橋付近で3月、住所不定無職の渡辺哲哉さん(当時81)が何者かに襲われ、その後死亡した事件で、岐阜県警は23日午後、県内に住む少年5人を殺人と傷害致死の疑いで逮捕した。

捜査関係者によると、5人は3月25日未明、渡辺さんに投石などの暴行を加え、死亡させた疑いがある。5人は友人同士で、一部は県内の大学に通っているという。

渡辺さんは、JR岐阜駅から西へ約4キロの長良川と伊自良(いじら)川の合流地点付近の橋の下で、知人女性(68)と生活していたという。3月25日午前2時ごろ、テントが張ってある橋の下に女性といたところ、何者かに石を投げつけられその場から逃走。約1キロ北へ逃げたところで女性が後ろを振り向くと、渡辺さんが路上に倒れていたという。女性が「知人が数人の男に蹴られた」と110番通報した。

渡辺さんは同日、搬送先の病院で死亡が確認され、死因は脳挫傷と急性硬膜下血腫だった。捜査関係者によると、頭頂部には強い衝撃による陥没骨折がみられたという。県警が殺人事件として捜査していた。

渡辺さんは3月中旬ごろから、一緒に暮らす女性とともに、何者かに石を投げられるなどの被害を繰り返し受けており、県警は関連を調べる。2人はこれまで計4回、通報や近くの警察署へ相談をしていた。

主な死因は脳挫傷と急性硬膜下血腫で、頭部の一部は陥没骨折してたとか。

壮絶ですね。

しかも深夜帯の2時に襲われるなんて、怖すぎます。

部員たちはお酒でも飲んでて酔ってたのでしょうか?酔ってたからと言っても言い訳にはなりませんが。

戦国時代は刀よりも投石による攻撃が効果的だった

投石の恐怖、痛みというのはどれほどのものなのか。

過去、ヨーロッパでは投石による死刑が存在してました。日本の歴史でいえば、戦国時代の戦での死率1位が投石による攻撃だったことが有名ですね。

死刑を参考にするならば悪人を罰するのにふさわしい痛みであり、侍の戦を参考にするならば、刀よりも効率的に相手を倒すことができる攻撃だったということです。

そんな古典的な戦法を、現代の理に適った投球フォームを身につけた19歳の強豪私立大学野球部の部員が、4人でかかりで行ったというから驚きです。

そして相手は、悪人でもなく、戦に出てる侍でもなく、ただ寝てる無抵抗な81歳の老人です。

以前から幾度も警察に相談してたそうなので、慢性的にその行為が行われていたと考えるとゾッとします。暇潰しの遊びのつもりだったのでしょうか・・。

さらに、逃げた相手を追いかけて蹴ったりしてるのがミステリーです。

どうしてそんなことをするのでしょうか?

藤田明宏監督解任は当然も、野球部自体消滅の危機?

当初、このニュースに大学の名前は出てきませんでしたが、後になって判明し、ネットで大きな話題となりました。

個人特定を進める方まで出てるくなど、今後も朝日大にとっては大きなしこりが残るような事件です。

野球部の監督であった藤田監督の辞任は予想通りの結果ですが、一部では野球部が廃部になる可能性も強いとされています。

朝日大は過去に5度目も神宮大会に出場してる東海の名門大学です。

仮に本当に廃部になるとしたら、東海の野球人にとっては衝撃的です。

朝日大(岐阜県瑞穂市)は24日、硬式野球部の現役部員2人(ともに19)が傷害致死容疑で逮捕されたことを受けて、部の無期限活動停止と、藤田明宏監督(52)の辞任を発表した。

岐阜市の路上で3月、路上生活者(ホームレス)と見られる男性(81)が殺害され、岐阜県警などがこの日、少年5人を逮捕。朝日大は、うち2人が同大に在籍する硬式野球部員だったことを受け、この日付けで部の無期限の活動停止を決定。さらに、存廃についても、「学内処分や裁判等、今後、当該者に科せられる社会的制裁を見極めた上で対応を決定する」と、廃部を含めて検討する方針を示した。

また、藤田監督が大学側に辞任届を提出し、受理された。藤田監督は岐阜城北高を率いて、2006年春のセンバツで4強進出。母校の県岐阜商監督としても、09年夏の甲子園でベスト4入りした。15年から東海地区大学野球、岐阜学生リーグに所属する朝日大の監督に就任。昨秋リーグ戦は2位だった。部は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、6日から活動を中止していた。

もともと同大学の野球部は、新型ウイルスの影響で自粛していたそうです。

その流れですから、他の部員からしたら、

急にウイルスの影響で自粛になって、

地元で残酷な事件が起きて、

まさか仲間が犯人で捕まって、

監督が辞任になって、部が消えるという・・・。

まるでドラマのような負の連鎖です。

監督や他部員が可哀想で仕方ないです。

朝日大野球部のホームレス事件に対する反応

・大学や部活の問題っていうより、ここまで凄惨で残忍な事件を起こせるのは当人たちの問題な気がしますけどね。二度と社会に出てきて欲しくないです

 

・私生活もある程度管理しなきゃいけない部活の監督であってもまさか人殺しするとは思わないだろうね。

 

・こんなとんでもないことをしでかしといて、19歳ってだけで実名も公表されずに守られるのか。

 

・何故、野球部の監督が辞任するのか。何故、大学を批判するのか。廃部の方向になっても、残された部員が可哀想。

 

・野球部の監督になにをしろと。道徳教育でもすればいいのか。管理といっても部員のプライベートまで行き届くわけがない。監督のクビ切って廃部、なんていかにも旧日本的な対処の仕方。

 

・事件を起こした犯人がいたってだけで大学や野球部自体が悪者になるのは違うと思う。

おすすめの記事