球界随一の安打製造機として毎年素晴らしい成績をあげていたソフトバンクホークスの内川選手。
2019年は大幅に成績を落としてしまい、一部ファンからは引退疑惑が囁かれるほどの危機にさらされていました。
同年のオフの契約更改では、チームは日本一になり好景気でありながらも、内川選手は1億5000万減と厳しい査定。
2020年に活躍できなければ、自ら引退を決断するのではないか?と言われています。
そもそも内川選手が2019年に成績を落とした理由が知りたいですね。
内川聖一は引退するのか?不調の理由
2019年の内川選手はオープン戦では打率3割強と絶好調でした。
しかし、いざシーズンが始まると全く打てなくなり、内川選手の代名詞ともなっている3割にはほと遠い数字となってしまいました。
多くのベテラン選手は視力の低下で劣化していきますが、内川選手の場合は、まだ目に衰えは感じてないそうです。
しかし、内川選手なりのポイントがずれてしまっており、今までのように自分が入れたいポイントにバットが入らなくなってしまってるみたいです。
昨年はシーズン開始しからチームの主力が離脱しており、内川選手はその中で三番を任されていました。もしかしたら、今まで感じたことのない重圧に押し潰されてしまったのかもしれません。
2軍で4割の好成績でも1軍に上がれない理由
昨年の成績が散々だった内川選手ですが、2020年シーズンは2軍での出場がメインとなっています。
内川選手は当初は打撃の調子を落としていましたが、今ではすっかり当たりを取り戻っています。
2軍では敵なしの、さすがの安打製造機ぶりを見せています。
7月27日現在で、2軍11試合に出場して打率4割6分2厘(26打数12安打)。
1軍標準のアベレージヒッターである貫禄を見せています。
しかし、不思議なのは、2軍で4割を超える成績を残しながらも一軍に呼ばれていないということです。
ニュースでも、そのことが取り上げられていました。
首脳陣の中でも筆頭候補ではあるようなのだが――。チームスタッフは「うちには主力やベテラン組に(故障などの)既往歴のある選手が多い。現状、うまく回っているところもあるし、カバーする若手を簡単に外せないところもありますからね」と話した。 毎年のように日本シリーズまで戦っている鷹ナインにはケガ持ちの主力が多い。必然的に複数ポジションを守れる選手や、代走、守備固めの需要が高い。そんな中で内川を昇格させ、バックアップ要員を削るとバランス的におかしくなってしまうチーム状況なのだ。 もっとも、このままのわけがない。「今のチーム状況から苦しくなった時には白羽の矢が立つだろうし、それこそ主力に故障者が出れば真っ先に呼ばれる可能性は高いはず」(チーム関係者)。キューバから入国し、8月中の一軍昇格が期待されるデスパイネ、グラシアルにしても、母国もコロナ禍の中で調整不足を懸念する声も尽きない。 希代の安打製造機のバットが、一軍の舞台で快音を響かせる日は必ず来るはずだが…。引用元:Yahoo!ニュース
今後は、故障者などが多く出ると予想されているので、今シーズン中に1軍に上がることは確実視されています。
また、今のソフトバンクは助っ人選手がこぞって調子を落としているという点、近々、内川選手の力が必要になると見込まれています。
しかし、チームが健全な状態である限りは、今の戦力で賄えてしまっているということ・・・切ないですね。
内川を1軍に上げれない理由への反応
・内川や長谷川ほどの打撃技術と実績のある選手がファームにいることじたいが凄い。今年は栗原や周東をあえて使って、世代交代をしようとしている気がする。シーズンが進めばベテランの力を必要とする時期が必ず来る。
・贅沢な話だな。バレンティンと入れ替えた方が良いと思うが。勿論、複数ポジションを守れるユーティリティプレーヤーは必要だとは思うが、バレンティンはDH専門だし、打率も悪いから内川と交代しても良いと思う。バレンティンより内川の方が使い道あると思うが。
・長年の功労者だから、本人との関係も後腐れないようにしてほしい。一軍の若手を育てるために調子悪くても使い続けて欲しいが、優勝争いとかけが人がたくさん出た場合、一軍に上がってくるでしょう。でも代打が多くなるのでは。世代交代は仕方のないことです。
内川聖一の1軍成績
所属球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 死球 | 三振 | BB/K | 打率 | 長打率 | 出塁率 | OPS | |
2001 | 横 浜 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2002 | 横 浜 | 42 | 73 | 22 | 2 | 7 | 4 | 0 | 13 | 0.31 | .333 | .515 | .371 | .886 |
2003 | 横 浜 | 45 | 161 | 47 | 4 | 18 | 5 | 0 | 13 | 0.38 | .313 | .427 | .335 | .762 |
2004 | 横 浜 | 94 | 369 | 97 | 17 | 45 | 18 | 0 | 42 | 0.43 | .287 | .476 | .322 | .798 |
2005 | 横 浜 | 90 | 262 | 64 | 5 | 23 | 19 | 2 | 36 | 0.58 | .274 | .385 | .332 | .717 |
2006 | 横 浜 | 124 | 439 | 115 | 4 | 34 | 22 | 5 | 64 | 0.42 | .286 | .363 | .329 | .692 |
2007 | 横 浜 | 92 | 274 | 69 | 7 | 29 | 16 | 6 | 37 | 0.59 | .279 | .457 | .337 | .794 |
2008 | 横 浜 | 135 | 544 | 189 | 14 | 67 | 31 | 4 | 49 | 0.71 | .378 | .540 | 416 | .956 |
2009 | 横 浜 | 132 | 552 | 160 | 17 | 66 | 42 | 1 | 56 | 0.77 | .318 | .491 | .369 | .86 |
2010 | 横 浜 | 144 | 637 | 182 | 9 | 66 | 47 | 6 | 51 | 1.04 | .315 | .438 | .371 | .809 |
2011 | 福岡ソフトバンク | 114 | 463 | 145 | 12 | 74 | 25 | 2 | 48 | 0.56 | .338 | .485 | 371 | .856 |
2012 | 福岡ソフトバンク | 138 | 567 | 157 | 7 | 53 | 31 | 6 | 36 | 1.03 | .300 | .392 | .342 | .734 |
2013 | 福岡ソフトバンク | 144 | 633 | 180 | 19 | 92 | 46 | 12 | 47 | 1.23 | .316 | .477 | .376 | .853 |
2014 | 福岡ソフトバンク | 122 | 534 | 150 | 18 | 74 | 34 | 5 | 48 | 0.81 | .307 | .475 | .354 | .829 |
2015 | 福岡ソフトバンク | 136 | 585 | 150 | 11 | 82 | 45 | 4 | 55 | 0.89 | .284 | .395 | .340 | .735 |
2016 | 福岡ソフトバンク | 141 | 605 | 169 | 18 | 106 | 38 | 2 | 53 | 0.75 | .304 | .435 | .345 | .780 |
2017 | 福岡ソフトバンク | 73 | 300 | 79 | 12 | 50 | 32 | 0 | 26 | 1.23 | .297 | .481 | .370 | .851 |
2018 | 福岡ソフトバンク | 71 | 296 | 68 | 8 | 30 | 9 | 3 | 32 | 0.38 | .242 | .367 | .270 | .637 |
2019 | 福岡ソフトバンク | 137 | 535 | 128 | 12 | 41 | 28 | 2 | 49 | 0.61 | .256 | .370 | .296 | .666 |